バカラは予想するだけの簡単なギャンブル
バカラは多くのギャンブルの中でも、特にベテランギャンブラーに好まれるギャンブルというイメージがあるため、難しく勝ちにくい一攫千金狙いのゲームという印象を持っている方もいらっしゃると思います。
たしかにバカラはベテランギャンブラーから高い人気を得ているゲームです。
しかしこの人気の理由は、遊び方が簡単で運によってのみ勝敗が決まるという公平性の高さにあります。
オンラインカジノのゲームはどれも自身がゲームに参加し、プレイすることで勝敗が決まります。
ポーカーにしてもカードを引くのも捨てるのもすべて自分の意思で行いますし、スロットマシーンにしてもリールを止めるタイミングは自分で決めます。
ところがバカラの場合は、自身がゲームに参加することはありません。
バカラはスポーツブックのように目の前でプレイをする二者どちらが勝つかを予想するゲームです。
カードはディーラーが配りますが、ディーラーにはカードを配らないという選択はなく、決められた枚数を配ることしかできません。
バカラにおいてディーラーの役割はそうしてカードを配るだけのために存在しているので、ディーラーによってゲームが左右されることはありません。
そのためバカラの勝敗は運任せとなります。
こうした運に任せて勝敗が決まるというシンプルなゲームスタイルが、バカラのギャンブルとしての魅力を高め、ベテランギャンブラーたちから高い人気を得ている理由です。
プレイヤーとバンカーどちらが勝つかに賭ける
バカラはテーブルに配され名付けられたプレイヤー、バンカーどちらが勝つかを予想しチップを賭けるゲームです。
勝敗を決め方は、ディーラーによって配られた2枚のカードの合計が9に近い方が勝者となります。
希に両者ともに合計数が同じとなり引き分けとなることもあります。
引き分けはタイと呼ばれ、そのタイにもチップを賭けることができます。
しかし、当然ながら両者のカードの合計が同じになる確率はかなり低いので、プレイヤー、バンカーどちらかに賭けるのが一般的となっています。
バカラにおけるカードの数字の数え方
バカラで一番強い数字は9です。
しかしトランプのカードは1から13まであり、2枚のカードの合計が9を超える場合もあります。
バカラのカードの数字の数え方はトランプのカードどおりではなく、独自の数え方によって合計が出されます。
バカラはカードの数字が1から9までの場合は、そのカードの数字と同じ数で数えます。
残りの10から13のカードはゼロとして数えます。
つまり、2枚のカードが1と10だった場合の合計は1となります。
また、8と7、9と5のようにカードの合計が9を超えてしまう場合は、一の位の数字が2枚のカードの合計として使用されます。
8と7だった場合は5、9と5の場合は4となります。
また、2枚のカードがどちらも10以上だったり、6と4のように合計が10ぴったりになってしまうような場合は合計をゼロとして扱います。
バカラの配当について
バカラの配当はプレイヤー、バンカー、タイそれぞれに違います。
まずプレイヤーの配当ですが、プレイヤーの配当は賭けた金額の2倍となっています。
例えば、1ドルを賭けて勝つと2ドルになって戻ってきます。
続いてバンカーの配当です。
バンカーの配当はプレイヤーの配当よりも若干少なくなり、賭けた金額の1.95倍となっています。
1ドルを賭けて勝つと1.95ドルとなって戻ってきます。
この若干の配当の少なさはコミッション料5%が引かれてしまうところにあります。
バカラは配られたカードの合計により、3枚目のカードが配られることがあります。
その3枚目のカードの存在により若干バンカーが勝ちやすくなっているので、こうした配当となっています。
最後にタイの配当についてです。
タイはプレイヤー、バンカーの配当を大きく引き離すベット額の8倍の配当となっています。
つまり、1ドルを賭けて勝つと9ドルになって戻ってきます。
この配当の高さはそれだけタイとなる確率が低いからです。
実際、タイとなる確率は約9.5%と相当低いものとなっています。
10回プレイしても1回も来ない可能性があるので、この配当は適当なものであると言えるでしょう。
3枚目のカードが配られることがある
バカラではほとんどの勝負は2枚のカードの合計で決まりますが、希にディーラーが3枚目のカードを配る時があります。
3枚目のカードも最初に配られた2枚のカード同様の数え方で数えます。
プレイヤーに3枚目のカードが配られる条件は、カードの合計が5以下だった場合です。
その場合ディーラーからもう1枚カードが配られ、初めの2枚のカードの合計に3枚目のカードの数字を加えます。
かたや、バンカーに3枚目のカードが配られる条件はプレイヤーの3枚目のカードの数字に影響されます。
・バンカーのカードの合計が2以下でプレイヤーの合計が8・9以外の場合
・バンカーのカードの合計が3の時はプレイヤーの3枚目のカードが8以外だった場合
・バンカーのカードの合計が4の時はプレイヤーの3枚目のカードが0、1、8、9以外の場合
・バンカーのカードの合計が5の時はプレイヤーの3枚目のカードが4、5、6、7の場合
・バンカーのカードの合計が6の時はプレイヤーの3枚目のカードが6、7の場合
以上の条件が性つした場合にのみ、バンカーにも3枚目のカードが配られます。
3枚目のカードはなにもしなくてもディーラーが配ってくれるので、バカラをプレイする上では問題ありませんが、この条件について知っておくとバカラをより楽しくプレイすることができるでしょう。